山口県看護師1年目での転職、退職してしまう理由
2016.11.18 金曜日
これはどんな仕事にでもあることですが、「自分が思い描いていた仕事と違った」と思っている看護師1年生の人は多いようです。人を看護する仕事、白衣の天使とも言われる看護師の仕事の現実に、打ちひしがれている人も多いようです。
看護学校では、実習がありますので、「現場を見ている」という気になっていると思います。実習中に「自分は十分働ける」と思ってみても、病院が違い、担当の科が違えば、業務内容や患者さんへの配慮など、何一つ違ってしまうこともあるのです。
そのため、「自分はここでは働けない」と、転職を退職を考える人が少なくありません。
新人ナースにとって、経験を積むことはとても大切なことです。どんな看護技術も、きちんと基礎から身に着けたいという人が多いでしょう。
しかし、実際に職場に入ってみたら、自分が学びたいことが学べなかったり、きちっとした研修がないために、不安を抱えながら看護業務にあたっている人も多いです。「どんな現場でも恥ずかしくない、そんなスキルが学びたいのに」といった不満は、向上心を持って看護の仕事に就いた人に多く見られます。
また、人間関係も原因の一つに挙げられます。
人と人との関係の難しさは、どんな職場にもあるものです。命を預かる看護師たちは、特に緊張感の中で仕事をしています。そこへ入ってくる新人ナースに、少しつらくあたってしまうこともあるかもしれません。
最初のうちは失敗がつきものですが、それを許容することは、人の命に関わるかもしれない。そんな思いから、朗らかなコミュニケーションが築けないといった事も考えられます。
また、病院での人間関係は、同僚たちだけとは限りません。入院病棟のある病院の場合は、入院患者ともコミュニケーションが必要になります。中には、入院のストレスから、看護師につらくあたる患者もいるかもしれません。
看護師の仕事は、同僚や患者の両方とコミュニケーションを取らなければいけない仕事です。そのため、あまりにそのコミュニケーションに楽しさがないと、病院へ行くのが嫌になり、次第に転職や退職を考えるようになります。
山口県の1年目のナースが転職や退職する上で忘れてはいけないのは、「仕事に耐えられない人なのではないか」「転職しても長く働き続けられないのではないか」という不信感を、採用担当者に抱かせてしまうかもしれないということです。この不信感を抱かれないためには、相手を納得させるだけの理由を用意しておかなければいけません。
ベテラン看護師からすれば、1年目のナースはとても未熟です。まだまだ身についていないことも多く、一から教育することも考えるでしょう。数年間働いたナースと、1年目のナースだったら、即戦力になるのは数年間の勤務経験があるナースです。
同じ第2新卒の採用でも、ハードルが高くなる可能性はわかっておかなければなりません。
山口県の看護師に聞いた転職失敗例(老人施設)
2016.10.06 木曜日
老人保健施設へ入職の際の説明では、「看護師は、看護師の仕事をしていて、介護士が大変そうであれば手伝えばいいから」というような話を聞いていました。しかし、実際に現場では、介護士が忙しくて猫の手も借りたい状態なので、看護師が手伝わざるを得ないという状況です。病院であれば、自分のことはある程度できる人が多い一方で、介護施設に来る利用者はほとんどが、自分じゃ何もできない、むしろできているのにできていないと言って手伝いの手を待っているという状況でした。そのため、病院時代よりも移乗や移送などの機会が多くなりました。
病院にいる介護士はヘルパーさんと言われ、看護師のやり損ねている雑用を手伝ってくれるというイメージを持つ人が病院では多いかと思います。看護師の方が圧倒的に人数が多いため、介護士もとやかく言うこともできないこともあってか、病院で働く看護師にとってヘルパーさん=何でもやってくれる優しい人という印象が強いように思います。もちろん、自分もその印象を持って介護施設へ入職しましたが、やはり介護士の人数の違いだったり病院で看護師がやっていることを介護士がやっているということもあってか、厳しめ、強めな介護士が多く、看護師とトラブルを起こす現場をしょっちゅう目撃してきました。
現在、老人施設には、介護老人保健施設、有料老人ホーム、特別養護老人ホームとありますが、どれも国が求めていることが違う上に、看護師のやることも違います。そのため、この違いをしっかりと理解しておかないと、看護師のやるべきことも変わってくるのです。これも、病院にいると全て似たり寄ったりに感じてしまいます。
特に自分は急性期で勤務をしていたこともあって、大体の人が自宅へ退院するかリハビリ専門病院へ転院していたため正直この介護分野の仕組みをきちんと理解していませんでした。結果、自分の求めていたやり方と全く違ったことで、失敗したなと感じました。
山口県の看護師に聞いた転職失敗例(個人で探した場合)
2016.09.29 木曜日
個人で転職を行うと、その施設のホームページを頼りに転職活動をするわけですから、そういった裏事情や内部事情は一切情報として挙がってきませんし、その業界がどういった業界かというような情報も、入っては来ません。そのため、情報が不足したままの転職活動となるため、不安は大きい上に、入ってみてこんなはずじゃなかったというように思うことは多々ありました。
転職エージェントを活用していれば、履歴書の書き方や面接まで一貫してサポートしてくれます。中には面接の同行してくれたりと、サービスがしっかりとしている一方で、個人で転職をした場合はフォローがありません。例えば、転職エージェントは面接時はこんな質問をされるよ、とか、こういう風に答えるといいよ、なんていうアドバイスをくれますが、そういったアドバイスが一切なく一発本番の面接となるため、面接となって初めて転職エージェントを使用しなかったことによる後悔を感じました。
例えば、夜勤をやらないで看護師をするという目標を設定したときに、病院で務めている限りでは、スッと検診センターや企業という選択肢はまず出てこないと思います。それだけでなく、大体の人が情報を集める際、比較するためにも同じ分野の施設にしか目を向けない傾向にあるように感じます。そのため、転職した後にこんな分野もあったんだ!他の人の転職活動を見て知り、失敗したなと思うこともあると思います。
山口県の看護師から聞いた転職失敗例(クリニックの場合)
2016.09.29 木曜日
1番メジャーな失敗でもある、クリニックという業種に対しての根本的な理解不足です。自分は転職の際、家庭を持ったこともありとにかく夜勤がないということのみを希望していました。今考えると、夜勤がない看護の職種はそこそこあったわけですが、自分の中にはもう夜勤がない=クリニックという方程式が出来上がっていたように思います。
クリニックは午前診療3時間、午後診療3~4時間のところがほとんどです。そうなると、正社員である以上、明らかに定められている拘束時間より短いのです。すると、どこかでしわ寄せが来るということは当然なのですが、そこまでしっかりと把握できていなかったようにいまさらながら感じています。夜勤がない、休憩時間が長いというただそれだけのメリットのみを見て、クリニックを選んだことによって、残業の多さや、繁忙さで「こんなはずじゃなかった」という失敗を経験することになりました。
医療の現場でよくあるこの即採用というまるで、学生時代のバイトを決める時のような言葉。即採用ということはすぐに働けるということですから、すぐに働きたいという人にはありがたいお言葉となります。しかし、この即採用という言葉にも落とし穴があります。もともと採用条件をある程度紙ベースで頂いてはいますが、やはり百聞は一見に如かずという言葉通り、面接を受けて実際に院内を見て知ることもたくさんあります、しかし、即採用ということは、面接で見てきたことを深く考える時間がため、本当に自分に合っているかどうかを判断することが難しいです。
すぐに採用されたということもありますが、福利厚生をしっかりと把握していなかったことも、失敗したなと思うきっかけとなったように思います。病院と比べて個人経営であるクリニックは福利厚生が少なく、本当に基礎的な物ばかりでした。友人の話を聞いて、やはり場所によっては福利厚生が手厚く、福利厚生をウリにしているというような場所もあるということを後々になって知りました。それを病院時代や友人の働いているクリニックと比べてしまい、そのギャップからも失敗したなと思ったように感じます。
子育て中の看護師が楽に転職を成功させる秘訣
2016.09.14 水曜日
①自分の得意な分野で働く
家庭と仕事、すべてを両立させた働き方を選ぶなら、経験のある科を選択することです。経験したことのある仕事は、新しい職場のやり方が違っても基礎を知っているので、新しい職場のルールさえ覚えてしまえば一人前としてすぐに認めてもらうことができます。また、家にまで持ち込んで復習することも少なく済みます。以外にも転職で失敗するパターンは分野の得意不得意で決まることがあります。自分の得意分野を生かせる職場は即戦力としても優遇されることでしょう。
②夜勤のない病院を選ぶ
ママでも夜勤をしている看護師はたくさんいます。子育て中のママ看護師は、子育てだけでも体力を使ううえに、夜勤の日でも朝から朝食を作り掃除や洗濯、また夕食の準備までしておかなければなりません。夜勤を終えても家に帰れば家の片づけをし、そのまま買い物へいくこともあり、ノンストップで動いています。
夜勤明けはなかなか寝付くことができないので、夜にはぐったりしてしまい夫に頼ってばかり。これではお互いに不満がでてしまいます。家庭に負担をかけてしまう働き方は、いつか爆発してしまう原因になります。
③子育てしやすい職場を選ぶ
子育てしやすい職場を例にあげると、時短勤務制度を取り入れ院内保育園あるところでは、子育て中のママ看護師が多いので、急な休みでも助け合いの心で働きやすいようです。また、時間の制限がある訪問看護、決まった治療を定期的に行う透析クリニックなどは子育て中のママ看護師に人気があります。
大きな総合病院では、病棟ごとに人間関係が違います。人気の病院ともなれば、若い看護師も多く独身女性もたくさんいます。残念ながら、子育てを経験していない看護師は子育て中のママ看護師の事情は理解されていません。やはり経験がなくては、家事育児が大変なことも理解するのには難しいのです。
突然職場にかかってくる幼稚園や保育園、学校からの急な電話にビクビクしませんか?子供がまだ小さいと、すぐに熱を出したり流行している感染症にかかったりと、一年中病気はあります。
④パートとして働く
子供が自立できる年齢を考えてみてください。成人する年齢ではなく、自分一人で身の回りができるようになる年齢です。子供は小学生になり団体生活になる時間が増えてきます。そして自分で着替えをし学校へ行く。この先はもっと自立していく一方ですので、早い子ですと15歳から高校の寮生活になる子も出てきます。
そうです、子供と一緒にいられる時間は意外と短いのです。子育ての時期を大切にしたいという思いがあれば、時間にゆとりのあるパート看護師生活を送ることも幸せな選択です。
今、現役で働き続けているママ看護師も無理して仕事をしていれば積み重なった悩みや疲労が一気に爆発してしまうかもしれません。特に子育てはすんなりできるものではありませんので、仕事をセーブしながら働くことで少しは気持ちが楽になります。看護師は経験さえあれば、もし転職をしたとしてもスキルのレベルはそのままであったりします。